毛人間には皮膚全体に100万本から150万本の毛が生えています。毛の皮膚より出ている部分を毛幹、皮膚の中の見えない部分を毛根といいます。毛根の最下部は、球状に膨れているので、毛球と呼ばれています。毛球のくぼんだところは毛乳頭とよび、血管や神経が集まっていす。ここは毛の発生や成長の源となるところです。毛乳頭を破壊しない限り毛を抜いても毛は再び生えてきます。 毛が皮膚から出てくるところ(毛孔)には、アポクリン腺と皮脂腺からの分泌物が排出されています。アポクリン腺は、ワキ毛や陰毛など限られた部位の毛のみ付属しており、少し粘液質の汗を分泌します。ワキガのにおいの主な原因となるものです。皮脂腺はすべての毛に付属しており、皮膚表面に皮脂を分泌させます。皮脂は水分とともに薄い膜をつくり乾燥を防いで皮膚を滑らかな状態に保ちます。 毛の構造毛には太い硬毛と細いうぶ毛(軟毛)があります。内側は毛髄質と呼ばれています。中間部は毛皮質と呼ばれ、メラニン色素や気泡を含み毛の色を決定します。メラニン色素が多く気泡が少ない毛は黒く、メラニン色素が少なく気泡が多いと金髪になります。またメラニン色素がなく気泡が多い毛は白髪になります。外側は毛小皮と呼ばれ皮質を覆っています。 毛周期毛周期とは、自然のサイクルのことです。毛は毛球部にある毛母細胞の分裂から伸び始め、成長期がはじまります。成長期になってもしばらくの間はまだ皮膚の中だけで伸びていますが、やがて目に見える毛となって出てきます。成長期が進むにつれ、毛はどんどん伸び、そして太くなります。毛乳頭の位置は少し深いところに移動します。毛母細胞の分裂が停止すると、毛の成長が止まります。皮膚内に残った毛根は次第に押し上げられ、毛球も縮んできます。 その後、自然に抜けていく休止期の毛と毛乳頭とは、完全に離れてしまいます。毛が休止期間に入りますと毛乳頭部は球のようになって皮膚の中で休んでしまいます。1本の毛が休んでいる期間は、ほとんどすべての部位の毛が、3カ月から5カ月位のようです。陰毛については1年から1年半といわれています。 |
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